こんにちは、富士工務店です。
令和6年能登半島地震で被災した皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
地震大国の日本では、大きな地震がいつどこで発生するかは誰にもわかりません。
だからこそ、常日頃から備えておくことが重要です。
今回は、住宅のプロとして、自宅で事前にできる備えや大地震が起こってしまった時の注意点についてご紹介します。
<事前の備え>
地震でケガをするケースの多くは、家具類の転倒や落下によるものとされています。
そのため、部屋にはできるだけ物を置かないことが最大の備えです。
そして、家具類を置くなら、下敷きにならないように配置すること。
その上で、専用の器具を使って家具類の転倒や落下防止対策を行うことで、ケガのリスクを減らすことができます。
また、家具類でドアや避難経路が塞がってしまわないように注意してください。
ドアの近くや廊下には家具類を置かず、引き出しの飛び出しにも注意が必要です。
<地震発生時>
まずは、身の安全を確保することが最優先です。
次に、火元を確認して、避難経路を確認します。
避難場所などに逃げるのは、揺れが収まってからにしましょう。
ここで覚えておいていただきたいのは、地震が起きたらまず、扉を開けて出口を確保すること。
大きな地震によって建物がゆがむと、扉が開かなくなってしまうことがあります。
また、断水時にはすべての蛇口を閉めておきましょう。
復旧したときに、水が出続けてしまうことになるからです。
<復旧時>
大きな揺れがおさまったからといって、すぐにガスを点火したり、ブレーカーを上げて通電するのはやめましょう。
ガス管の破損によって引火したり、電気配線や電化製品の破損によって通電火災が起きたりする可能性があります。
トイレをすぐに流すのもNG。
水道管や下水管が破損していると、漏水の恐れがあります。
断水が解消された後は、エアー抜きを行ってから水を使うようにしてください。
給水管内にたまった空気が勢いよく器具へと流れ込み、衝撃が発生するケースがあります。
また、収納扉はゆっくりと開けましょう。収納物が崩れてケガをする可能性が考えられます。