こんにちは!富士工務店です。
住宅業界では現在、材料価格の高騰が大きな問題となっています。
みなさまも、「ウッドショック」という言葉を耳にされたことがあるかもしれません。
ウッドショックの始まりは、2021年春。
その年の8月には、住宅建設に使用される木材価格がほぼ2倍になりました。
価格高騰の原因といわれているのは、北米での住宅着工戸数の急増や、輸送用のコンテナ不足など。結果として輸入材料の調達量が減り、価格急騰を招きました。
この状況が収束しないまま、実は今、第二次ウッドショックへの懸念が高まっています。
これは、ロシアによるウクライナ侵攻が発端です。
日本政府のロシアに対する制裁措置によって輸入禁止対象となったものの中には、安価で使い勝手のいいロシア産木材も含まれていて、さらに急激な円安も追い討ちをかけるように木材市場を直撃しているのです。
日本の住宅建築で用いられている木材の7割弱は輸入材で、輸入価格の高騰や需給状況は住宅価格へダイレクトに影響します。
さらに、価格が高騰しているのは、木材だけではありません。
キッチンやユニットバス、サッシなどの住宅設備も同様です。これは、銅やアルミニウムなど原材料費の高騰によるものと見られています。
このような状況を受け、住宅価格はまだまだ上昇し続けています。いつかまた価格が下がるときが来るかもしれませんが、それがいつになるかは誰にもわかりません。
もしかすると、今が最安値なのかもしれません。
住宅価格の上昇を避けられないのなら、私たちにできることは、いかにして省エネな暮らしを実現し、住み始めてからかかり続けるランニングコストをいかに抑えられるかということです。
住宅の断熱性能を高めつつ、太陽光発電によって自宅で電気をつくり、光熱費を最大限に抑える工夫をする。
これが、これからの時代にマッチしたマイホームに対する考え方といえるのではないでしょうか。住宅での太陽光発電が当たり前となる時代も、すぐそこまでやってきています。
省エネでランニングコストを抑えられる家づくり、一緒に叶えていきましょう!